皆さん!いよいよ次世代機が発売されましたね。
筆者の元にも次世代機PS5とXBOX SERIES Xが届きましたので比較レビューしたいと思います。
この記事を読めば、次世代機であるPS5とXBOX SERIES Xのどちらが優れているか、また、次世代機を使用した感想もわかってくると思います。
まずは次世代機、PS5とXBOX SERIES Xのゲームプレイ動画を比較していきます。
Contents
ゲームプレイ動画比較
次の動画をご覧ください。
youtube PS5とXBOX SERIES Xの実機プレイ映像!アサシンクリードヴァルハラのゲームプレイ映像比較動画!
分かりやすいように同一のソフト(アサシンクリードヴァルハラ)をPS5とXBOX SERIESXで動かしたときの4Kゲームプレイ映像を、サイズを半分に縮小させて、上下に並べました。
テレビはsonyのBRAVIA、X8300Dの42型で、カメラはgalaxy S10のスマホカメラを使い、4K60fpsモードで撮影しました。
上がPS5、下がXBOX SERIES Xです。
PS5のグラフィック性能は10.3Tflops、XBOX SERIES Xのグラフィック性能は12TflopsでPS5の方が、1.7Tflopsほど劣っています。
しかし、動画を見て見るとPS5の方もフレームレートが落ちることもなく、画質もきれいです。
それどころか、PS5の方が鮮やかに見えます。
画面の明るさや、コントラスト設定はどちらも同じにしてあるのにも関わらず、です。
その証拠に、この動画を撮った時のPS5とXBOX SERIES Xの画質設定の値を貼っておきます。
理由はわかりませんがPS5は、XBOX SERIES Xに比べて、他のゲームも鮮やかな傾向があります。
ですので、画質は互角、フレームレートも互角、画面の鮮やかさではPS5が優れているといえると思います。
次に、読み込み速度の比較です。
読み込み速度の比較
ホーム画面から同一ソフト(アサシンクリードヴァルハラ)のロードにかかる時間を比較します。
以下の動画をご覧ください。
youtube PS5 vs XBOX SERIES X!PS5とXBOX SERIES Xのロード時間を比較!
上がPS5、下がXBOX SERIES Xです。
いかがでしたでしょうか。
PS5が10秒76、XBOX SERIES Xが12秒73なので、PS5の方が約2秒速い結果になりました。
この結果は当然の結果と言えます。
なぜならPS5のSSDのスペックは5.5GB/sで、XBOX SERIES XのSSDのスペック、4.8GB/sを上回っているからです。
読み込み速度はPS5の方に軍配が上がりました。
次にホーム画面の使いやすさについてです。
ホーム画面の比較
以下の画像をご覧ください。
上の画像がPS5のホーム画面、下の画像がXBOX SERIES Xのホーム画面です。
解説すると、PS5のホーム画面は横方向にゲームやストアが並び、上に設定が配置されています。対してXBOX SEIRES Xのホーム画面はゲームを横方向に、設定やストアなどを縦方向に配置している構成になっています。
前の記事でPS5のホーム画面は使いにくそうと述べましたが、実際に使ってみるとそんなことはありませんでした。
設定は上に配置されていますし、ストアもゲームより前に配置されており、すぐにストアや設定画面に行けるようになっています。
また、ゲームをホーム画面に表示できる最大数は8つまでみたいです。
ちなみに、自分の所有しているゲームを検索する機能もついていますので、すぐに自分の好きなゲームにアクセスできます。
XBOX SERIES Xのホーム画面は前回の記事で使いやすいと述べていますので、レビューは省略します。
XBOX SERIES XとPS5のホーム画面は両方とも使いやすいので、ホーム画面は引き分けとします。
次に、コントローラーを比較しようと思います。
コントローラー比較
コントローラーのサイズ比較
次の画像をご覧ください。
PS5とXBOX SERIES Xのコントローラーを並べてみました。
ほぼサイズは同じですね。
これでサイズはわかっていただけたと思います。
次にコントローラーを使用した感想を述べていきたいと思います。
まず、PS5のコントローラーからです。
PS5コントローラーを使った感想
PS5のコントローラーはハプティックフィードバックとアダプティブトリガーという新機能が搭載されています。
知らない方のために説明しますと、ハプティックフィードバックは振動機能を進化させた機能で、アダプティブトリガーはL2R2ボタンの抵抗を強くしたり弱くしたりすることができる機能です。
実際にASTRO’s PLAYROOMで使ってみた感想は『素晴らしい』です。
ASTRO’s PLAYROOMの操作キャラが歩くたびにコントローラーが左側、右側と交互に振動し、まるでコントローラーの中で操作キャラが歩いているのではないかと錯覚するように振動します。
さらに、その振動に合わせてコントローラーから音が出ます。
それにより、今まで体験したことのないようなゲームプレイ体験ができます。
次に、XBOX SERIES Xのコントローラーです。
XBOX SERIES Xコントローラーを使った感想
XBOX SERIES XのコントローラーはPS5のような特殊な振動機能、ハプティックフィードバックやアダプティブトリガーのような機能はありません。(従来の振動機能はあります)
ですのでXBOX SERIES XのコントローラーはPS5のコントローラーに到底かなわないのではないかと思うかもしれません。
しかし、XBOX SERIES Xのコントローラーには、PS5のコントローラーにはない良い点もあります。
その良い点を説明するために、改めてXBOX SERIES Xのコントローラの画像を見てもらう必要があります。
赤い矢印の差す、XBOX SERIES Xのコントローラーの十字ボタンに注目してご覧ください。
上の画像ではわかりにくいかもしれませんが、XBOX SERIES Xの十字ボタンは、中央がへこんでおり、十字ボタンの左右上下ボタンがすべて斜めになっています。
一見使いにくそうですが、実際使ってみた感想は、『かなり使いやすい』です。
中央がへこんでいることにより、親指がそこへフィットするのです。
そして斜めになっていることにより、抵抗なく滑り込ますように、自分の押したい方向へ十字ボタン入力が可能になっています。
これに慣れてしまうと、他の十字ボタンが使いにくくなるかもしれません。
なので使いやすさで言えばXBOX SERIES Xのコントローラーが優れていると言えます。
しかし、PS5のコントローラーは機能が多いので(ハプティックフィードバック・アダプティブトリガー・コントローラーから音が出る・コントローラーにマイク搭載)PS5のコントローラーの方が優れていると感じました。
ですので総合的に見ればPS5のコントローラーの方が勝っていると思います。
次に、オーディオの比較です。
オーディオの比較
オーディオを比較した結果
画像や動画では表現できないので筆者の感想を述べさせていただきます。
同一のソフト(アサシンクリードヴァルハラ)を同じヘッドフォン(ゼンハイザー モニターヘッドホン密閉型 HD 25)をそれぞれのコントローラーのヘッドフォン差込口に差し込み、比較してみました。
結論から言いますと、『どちらもさほど変わらない』です。
それを聞いて、不思議に思ったかもしれません。
なぜなら、PS5には3Dオーディオ技術が搭載されており、PS5 の公式ホームぺージでもその技術のすばらしさを宣伝しているからです。
さらに、その3Dオーディオ技術は、PS5と同時期に発売した、PULSE 3D ワイヤレスヘッドセットだけが恩恵を受けられるわけではなく、通常のヘッドセットでも恩恵を受けられるとソニー公式がアナウンスしました。(情報元 PS Blog URL https://blog.ja.playstation.com/2020/10/06/20201006-ps5/)
なので筆者の持っているヘッドホン(ゼンハイザー モニターヘッドホン密閉型 HD 25)でも恩恵は受けられるはずです。
にもかかわらずXBOX SERIES Xとさほど変わりませんでした。
それには理由があります。
それは、あまり知られていませんがXBOX SERIES XにもPS5と同じような3Dオーディオ技術が採用されてるからです。(情報元 XBOX 公式サポート 機能 XBOX SERIES X|Sでは、どのような空間オーディオモードが利用できますか? https://support.xbox.com/ja-JP/help/hardware-network/console/xbox-series-x-faq)
つまり、XBOX SERIES XがPS5と同じような3Dオーディオ技術を搭載していたのでさほど差を感じなかったのです。
よって、オーディオは引き分けとします。
次に、実際にPS5とXBOX SERIESの3Dオーディオ技術を体験した感想を詳しく述べたいと思います。
PS5・XBOX SERIES Xの3Dオーディオ技術を体験した感想
これは、先ほどと同様、ゼンハイザー モニターヘッドホン密閉型 HD 25をコントローラーの差込口に差し込み、3Dオーディオ技術に最適化されていないゲームであるアサシンクリードヴァルハラ(最適化されていなくても、すべてのゲームで3Dオーディオ技術の恩恵は受けられるとアナウンスされています。情報元 PS Blog https://blog.ja.playstation.com/2020/10/06/20201006-ps5/)と3Dオーディオ技術に最適化されているゲーム、ASTRO’s PLAYROOMをプレイしての感想です。
結論から言いますと、『最初は素晴らしいと思うかもしれないが、最終的にはオフにしてゲームをプレイすることになるだろう』という感想です。(これは2020年12月02日現在の感想です。アップデートで改善される可能性はあります。)
PS5のコントローラーのハプティックフィードバックやアダプティブトリガーのように、常時オンにしてゲームをプレイしたくないと感じました。
確かに普通の3Dオーディオ技術を搭載していない機器につなげた場合とは聞こえ方が違います。
具体的に言うと、音に奥行きが出ます。
特に効果が顕著なのは足音です。
ASTRO’s PLAYROOMでは3Dオーディオ技術をオフにすると聞こえない自分の足音が、オンにすると聞こえ、さらに立体的に聞こえてきます。
また、敵の足音も、どこに敵がいるか把握できるほどに立体的に聞こえてきます。
そこまで聞くと、素晴らしいものだと思うかもしれませんが、3Dオーディオ技術には悪い点があります。
それは、音がぼやけることです。
これは、ゲームをしていてあまり気持ちいいものではありません。
余談ですが、これはニンテンドーのゲーム機、3DSを彷彿とさせます。
3DSは画面が3Dに見える機能(画面が飛び出してくる機能)を売りに発売されました。
私は3DSの3Dの機能を体験しましたが、3Dの機能はとても素晴らしいものでした。
しかし、長時間3Dモードでプレイすると目が疲れ、画面に酔いやすくなります。
そのため3DS所有者は、3D機能をオフにする人が増えました。
この3DSの3D機能と同じように、PS5の3Dオーディオ機能は、音をぼやけさせゲーム機本来の目的であるゲームを阻害してしまっているように感じます。
そして、ゲームを阻害してしまっている機能は、オフにするのが自然な流れです。
よって、3Dオーディオ技術の評価は『最初は素晴らしいと思うかもしれないが、最終的にはオフにしてゲームをプレイするだろう』という評価にしました。
次に本体サイズの比較です。
本体サイズの比較
次の画像をご覧ください。
PS5とXBOX SERIES Xを並べてみました。
XBOX SERIES Xの方がコンパクトですね。
PS5は結構大きいので、ある程度のスペースを確保する必要があります。
ですので、サイズはXBOX SEIRES Xの方が優れていると言えます。
次に互換モードでのプレイ比較をしていきます。
互換性モードでのプレイ比較
次の動画をご覧ください。
youtube PS5 vs XBOX SERIES X!実機でプレイ映像比較してみました!
上がPS5、下がXBOX SERIES Xです。
同一のソフト(ホロウナイト、バイオハザード7レジデントイービル、ニーアオートマタ、バトルフィールド1)を本体の録画機能で録画した動画です。
いかがでしたでしょうか。
あまり変わりませんね。
この動画はFHDで録画されたものですが、sonyの4K テレビ、X8300Dの42型につないで肉眼で確認しても、あまり違いは感じられませんでした。
しかし、XBOX SERIES XはXBOX SERIES X、XBOX ONE、XBOX360、XBOXの4機種のゲームをプレイできるのに対し、PS5はPS5のソフトとPS4のソフトしかプレイできません。(一部のPS4のソフトは正常に動作しない場合があります。詳しくはPSサポートURLをご覧ください PSサポートURL https://www.playstation.com/ja-jp/support/games/ps5-backward-compatibility-games/)
ですので、PS5とXBOX SERIES Xが後方互換機能で同じように高画質でプレイできても、後方互換で動くソフトの量はXBOX SERIES Xの方が勝っているので、後方互換機能はXBOX SERIES Xが勝っているといっても良いのではないでしょうか。
次に容量を比較します。
容量比較
こちらの画像をご覧ください。
画像からわかる通り、OSの容量を引いた、実際に使用できる容量はPS5が667.2GB、XBOX SERIES Xは802.0GBです。
XBOX SERIES Xの方が134.8GB多い結果になりました。
しかし、拡張SSDを購入する場合、XBOX SERIES Xは専用の拡張ストレージを購入しなくてはなりません。
その点、PS5はPCIe4.0のM.2 SSDでしたら接続できます。(現時点2020年12月2日では対応していない可能性があります。今後のアップデートで対応すると発表しています。また、PCIe4.0のM.2 SSDでも使用できないSSDがある可能性があります。今後、ソニーがPS5対応のPCIe4.0、M.2 SSDの一覧を発表すると思いますのでそれまで待つことをお勧めします)
ですので、拡張性で言えばPS5が勝っていると言えます。
※補足 PCIe4.0とはデータを入出力する規格で、数字が大きいほど速度が速くなります。
ちなみに現在のintel製CPUは最新のものでもPCIe3.0にしか対応していません。(2020年12月2日現在)
PCIe4.0対応のGPUを購入して、PCIe4.0接続したい場合はAMD製の最新CPUを購入する必要があります。
そんな最新のPCIe4.0にPS5は対応していることになります。
また、M.2とはコンピューターに接続する拡張カードの接続端子の規格の一つです。
最後に、まとめに入ります。
まとめ
PS5とXBOX SERIES Xを比較した結果は、
- ゲームプレイでは画質互角、FPS互角です。しかし、PS5の画面の方が鮮やかに見えます。よってPS5が勝っています。
- ロード時間はアサシンクリードヴァルハラの場合、PS5が10秒76、XBOX SERIES Xが12秒73で、約2秒PS5の方が速いです。よってPS5が勝っています。
- ホーム画面はどちらも甲乙つけがたいほど使いやすいです。よって引き分けです。
- オーディオはどちらもさほど変わりませんでした。よって引き分けです。
- コントローラーの使いやすさはXBOX SERIES Xが勝っていますが、PS5の方が機能がたくさん搭載されています(ハプティックフィードバック・アダプティブトリガ―・コントローラーから音が出る・コントローラーにマイクが搭載されている)のでPS5が優れていると感じました。よってPS5が勝っています。
- サイズはXBOX SERIES Xの方がコンパクトです。よってXBOX SERIES Xが勝っています。
- 後方互換機能で動かしたゲームのプレイ動画はあまり違いが分かりませんでした。しかし、XBOX SEIRES XはXBOX、XBOX 360、XBOX ONEの3機種のソフトをプレイすることが可能なのに対し、PS5はPS4のソフトしかプレイできないので、後方互換で動くソフトの多さで言えば、XBOX SEIRES Xが勝っています。
- 容量は、PS5が667.2GB、XBOX SERIES Xが802.0GBでXBOX SERIES Xの方が134.8GB大きいです。
しかし、拡張性で言えばXBOX SERIES Xは専用の拡張SSDしか増設できないのでPS5が優れています。(PS5やXBOX SERIES Xで専用ソフトを遊ぶにはSSDにインストールする必要があります。前世代機のソフトを遊ぶ場合は外付けHDDを接続して、HDDにインストールしてプレイすることも可能です。)
で、PS5が6点、XBOX SERIES Xが5点(1つの項目で勝った場合に1点加点し、引き分けの場合、両方に1点加点した場合の点数)、よって僅差でPS5が勝っている結果になりました。
総合的にはPS5が優れている結果になりましたが、XBOX SERIES Xもとても良いハードだと思います。
最後に、今回参考にしたPS5の公式ホームぺージと、XBOX SERIES Xの公式ホームページを貼っておきます。
PS5公式ホームページ URL https://www.playstation.com/ja-jp/ps5/
XBOX SERIES X公式ホームページURL https://www.xbox.com/ja-JP/consoles/xbox-series-x
また、PS5とXBOX SERIES XのAmazonの商品リンクを貼っておきます。(2020年12月02日現在、転売屋からの出品はなく、在庫なしになっています。もし在庫ありだった場合、販売元がAmazon.co.jpだということを確認してから購入するようにお願いします)
PS5(ディスク有モデル)amazon URL
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08GGGBKRQ/
XBOX SERIES X amazon URL
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08GGKZ34Z/
皆さんの参考になれば幸いです。