発売当初はもの珍しかったワイヤレスイヤフォンだが、今ではどこを歩いても見かけるようになってきた。
「ワイヤレスなんて有線と比べたら音が悪い!」なんて知りもしないのに、当時力説していた私も時代の流れを感知してしれっと購入。
友達と遊びに行った際に昔から持っていた素振りで何食わぬ顔で使おうとするも、ペアリングができずにとんだ赤っ恥をかいたことがある。
そんな私でも安心して馴染むことができ、機能も申し分ないAirPods Proについて懇切丁寧にご紹介しよう。
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まさに優等生的イヤフォン!マニアックな方でない限りはオススメできる!
学生時代、特別イケメンでもないけどそれなりに勉強もスポーツもできて、男女問わず、仲良くなれて抜群ではないけど何だか可愛らしい彼女がいるようなそんな男子いましたよね?(個人的にはイケ好かない野郎です)
わかりやすく言えばそんな存在です笑
特別抜きんでたポイントがあるわけではないが、全て平均点以上を超えている。
これからワイヤレスデビューする方やとりあえず試してみたくて安いのを買ったけど、もっと上級なものが欲しいと思っている方はこれをチョイスしておいて損はないと言えるだろう。
なんといっても目玉はノイズキャンセリング機能搭載
前作から進化した一番のポイントとしてはノイズキャンセリング機能がついたことだろう。
その名のとおり外部の雑音を無くしてくれる機能で驚くほど綺麗に聞こえなくなる。
それに伴い前作のオープンイヤー型からカナル型に変わったことで装着感もグッとよくなったのも大きなプラス要素だ。
しかも、そこらのカナル型よりも耳への入りは浅いのに音の伝達は非常にクリアというなんとも不思議な感覚はAirPods Proならではの特徴ではなかろうか。
ノイズキャンセリングはブランドによって様々なアプローチがあり好みが分かれるところだが、こちらはかなり自然な仕上がりで、耳の圧迫感がかなり少ないのは特筆すべき点だ。
外部音取り込みモードが超優秀!外でも安心して使用できる!
ノイズキャンセリング機能を使うと音がかなりクリアに入ってくるのだが、同時に出てくるのは屋外で使ったときの危険度だ。
雑音が打ち消される事で音楽にどっぷりと浸かれるのは良い点だが、想像以上に不安になる。
周りの状況に気が付かず不慮の事故にでもあって生涯を終えるような事になりかねない。
そんなのは嫌だ。
と、そんな時に役立つのがこの外部音取り込みモード☝️
この機能を使う事でイヤフォン越しとは思えないほど自然な音を耳元に届けてくれる。
これがあると安心して屋外でも使用できるのだ。
なるほど!
友達といるのにイヤフォンをしている奴はそういう事だったのか!
と、私が長年抱いていた謎が解けた瞬間でもあった。
クイックなペアリングとシンプルな操作性が魅力!
兎にも角にもペアリングが早いのなんのって。
iPhoneと連携させる簡単な初期設定を済ませればあとは、耳につけるだけで自動的にペアリングしてくれるという優男!(男かは不明)
このままもちろん電話もできる。マイク感度も上々でストレスフリー。
そして何より素晴らしいのは、耳から垂れる棒の部分。
ただの棒ではない。棒そのものが素晴らしいのではない。
機能が抜群なのだ。
この部分は感圧センサーになっていて、ここをタップするだけで一時停止したり、電話に出られたり曲が送れたり、長押しをするだけでモード切り替えが可能なのだ。
いちいち本体で操作する面倒な手間はなし!
これに関してはかなり感動した。
また、1度の充電で4.5時間連続使用できたり、わずか5分の充電で1時間再生できるという大きなメリットも見逃せないポイントだ。
AirPods Proのデメリットってなに??
ここまで良いところばかりをつらつらと書いてきたが、正直使っていて特段不便は感じたことがない。
ただ、強いて言えばここがなぁ…なんて思うところをピックアップしていこうではないか。
私はiPhoneユーザーだが、Apple社の回し者ではない。覚悟しておけ。
決して安いとは言い難い価格面との対峙
さて、最初の問題はここだ。
27,800円(税抜)
イヤフォンというジャンルにどこまで予算を持てるか?が要点だが、決して安くはない。
飲み会を8〜10回我慢するくらいの価格だ。
悩ましいところだが、今の世の自粛ムードによってその辺りの予算は多少浮かせやすいとは思う。
イヤフォンって安いのを探せばいくらでもあるし、上を見ればキリがない。
安いものを買っては壊れて何度も買いなおしている人をよく見かけるがあれほどの無駄はないと思っている。
あくまで個人の見解だが、思い切ってみるのも一興かと思う。
先述したようにモノ自体は良い。
操作もしやすいし、iPhoneユーザーならば互換性も最高に良い。
ただ、それだけを理由にすれば価格的に「コスパがいい!」とは言えないのが本音だ。
ネットで賛否両論ある音質問題
「音質が悪い!」「低音にパンチがなくて….」
などと自称音楽家的な人達が厳しいコメントをしているのをよく見かける。
正直に言いましょう。
そんなもん、人の好みです笑
安いと高いで差が生まれるのは当然だが、これくらいのレベルのイヤフォンになるとよく聴く音楽のジャンルや重視するポイントがそれぞれあるわけで、それに見合ったものを選べばいいだけ。
そもそもそこまで音にこだわる人ならばもっとコアなブランドを選んでいると思う。
AirPods Proは良くも悪くもフラット。ずば抜けた特徴はないけれど音はクリアに聞こえる。
あとはノイズキャンセリングでカバーできる。
他の上位機種と比べてしまえば「音質が物凄く良い!」とは言えないが、よほどこだわらない限りは十分なレベルには達しているとは思う。
通称”うどん”と呼ばれる部分について
私が初作のAirPodsをスルーした一番の理由はこれだ。
Apple社が満を時して発表した渾身の作品を一瞬で粉砕した稀代のクラッシャーだ。
耳につけたときに一際目立つなんとも間抜けな風貌がどうしても許せなかった。
高いお金を出して笑われるなんて、チャレンジャーにはなれなかったのだ。
ただ、今回のProは一味違う…
もうそれほど「うどん」ではないのだ。
これなら合格点をあげても良いか悩むところだが、それでも個人的にはまだ多少気になる時はあるのでこの点においては△としよう。
結論!AirPods Proは結果的には満足できるイヤフォンだと思う!
正直完璧ではない。
それは何を使っても一緒だ。
求めるものも違えばそれぞれ感性も違う。
ただこれだけは言えるのが
「使いにくい」と感じる事はないだろう。
この子がそれほどまでに優等生的な存在である事は自信を持ってお伝えしたい。
最後になるがこれも優等生であるが故か、カラーの展開は白一択だ。
特に面白味はない。
そんなところが気に食わないというあなた。
オフィシャルからも他社からもオシャレな専用ケースが発売されているぞ。
音楽を聞くためのイヤフォンとしてだけでなく
ファッションの一部としてこんな細かなところにも気を配れちゃう。
そんなあなたを見て周りの異性達の見る目も
変わるかもしれませんよ!(知らんけど)