PCなしでゲーム録画・編集できる!? I-O DATA製キャプチャーボードGV-HDRECをレビューします。

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 皆さん、ゲームを録画することに興味はありませんか?

 ゲーム録画というと、ゲーム実況をする人しか必要ないと思うかもしれませんが、実は、競技性が高いゲームをしている方で、早く上達したい方にも必要です

 なぜなら格闘ゲームや、FPSゲームなどの競技性が高いゲームでは、自分のプレイを録画し、見返すことで、かなり上達が早くなるからです。

FPSとは……主に一人称で敵を銃などで倒していくゲーム。FPSゲームは、一人でプレイするゲームもあるが、ネットにつなげ、他のプレイヤーと対戦するのが主流。

 私もFPSゲームをしていたのですが、よくゲーム画面を録画して自分のプレイを見返したものです。

 そうしているうちに、ゲームのキルレが2~3を安定して取れるようになりました。

キルレとは……相手を倒した数÷相手に倒された数。よくキルレ1.0を超えると、初心者ではなくなるといわれている。

 そこで、今回は私のお勧めするPCなしで手軽に録画できるキャプチャーボードを紹介しようと思います。

 ですが、ただ紹介するのもつまらないですよね。

 なので、Switch・PS5・XBOX SERIES Xは本体だけでゲーム録画可能なのですが、そのゲーム機だけで録画した動画と、今回お勧めするキャプチャーボードGV-HDRECで録画した動画を比較します。

 そして、その後このキャプチャーボードの良い点・悪い点を述べていこうと思います。

 比較動画を飛ばしたい方は、下の、Contentsの「2 キャプチャーボード GV-HDRECの良い点」をクリックして飛ばしてください。

Contents

ゲームの録画機能で録画した動画と、GV-HDRECで録画した動画比較

 Switch・PS5・XBOX SERIES Xの録画機能で録画した動画と、GV-HDRECで録画した動画比較をまとめてみたい方は、こちらの動画をご覧ください。

Switchの録画機能で録画した動画と、GV-HDRECで録画した動画比較

 こちらの動画をご覧ください。

 あまり違いが分かりませんね。

 ですが、Switch本体だけで録画する機能は30秒しか録画することができません。(2021年3月現在。アップデートにより長くなる可能性有。)

 ですので30秒より長く録画したい方は、こちらのキャプチャーボードGV-HDRECをお勧めします。

PS5の録画機能で録画した動画と、GV-HDRECで録画した動画比較

 PS5の録画機能は4Kでの録画に対応していますが、こちらの動画では、GV-HDRECが4K の録画に対応していないため、PS5の録画機能をFHDの解像度に落として、録画しました。

 両方ともFHDだと、違いが分かりませんね。

 PS5の録画機能はかなり使いやすく、さらに4Kを長時間録画可能ですので、PS5を所有している方でPS5以外の機器を録画する必要がない方は、GV-HDRECを購入する必要はないと思います。

XBOX SERIES Xの録画機能で録画した動画と、GV-HDRECで録画した動画比較

 XBOX SERIES Xの録画機能も、4Kで録画可能ですが、GV-HDRECがFHDまでしか対応していないため、XBOXの録画機能の解像度をFHDまで落とし、比較しました。

 やはり両方ともFHDだと違いが分かりませんね。

 ちなみに、この動画はXBOX本体に接続したUSBメモリに録画データを保存する方法で録画しました。

 PCに録画動画を転送したい場合、録画動画を保存したUSBメモリをPCに差し込めば簡単に転送できますので、この方法で録画するのをお勧めしますが、注意点が2点あります。 

XBOX SERIES Xの録画データの保存先をUSBメモリにする際の注意点

注意点①保存先に使用できるUSBの転送速度は、USB3.0以上です。

 USBには規格があるのをご存じでしょうか。こちらの別の記事に、USBの規格について詳しく記載していますので、分からない方はこちらをご覧ください。(URL https://gadgenova.com/buffalo-vs-transcend/

注意点②USBメモリをPCに接続し、NTFSでフォーマットする必要があります。

 PCに接続して、NTFS形式にフォーマットする必要があります。わからない方のためにやり方を記載しておきますが、必要のない方はキャプチャーボード GV-HDRECの良い点まで飛ばしてください。

フォーマットの仕方

  1. パソコン画面下のタスクバーにある、エクスプローラーを開く。
  2. PCをクリック
  3. USBメモリを差し込む。
  4. すると、USBドライブが表示されるので右クリック。
  5. フォーマットをクリック。
  6. クイックフォーマットにチェック。
  7. ファイルシステムをクリック。
  8. NTFSをクリック。
  9. 開始をクリック。

 これで、フォーマットが開始されます。終了まで待ち、終了したらUSBを安全に抜く方法で、抜いてください。

キャプチャーボード GV-HDRECの良い点

キャプチャーボード GV-HDRECの良い点①PCなしでもゲームの録画が可能です

 内蔵キャプチャーボードで評判が良いものは、2万円以上します。

 さらに内蔵キャプチャーボードは、キャプチャーボードのほかにPCが必要になります。

 それに比べ、GV-HDRECは2021年03月現在、13,455円で購入可能です。

 さらに、PCなしでも録画可能です。

 録画の方法も非常に簡単です。下に方法を記載します。

GV-HDRECでの録画方法

  1. ACアダプターを本体に接続し、コンセントにつなぎます。
  2. 記録メディア{SDカード・USB TypeAの外付けHDD(USB TypeAの外付けSSD)・USBメモリ}を本体に接続します。
  3. HDMI出力の場合 本体のHDMI IN にゲーム機器のHDMIを差します。(コンポジット出力の場合 本体のAV INに付属のコンポジット変換器を差し、ゲーム機のコンポジットケーブルを差します)
  4. 本体のHDMI OUTに、付属のHDMIケーブルを差し、反対側をテレビのHDMI差込口に差します。
  5. 本体の電源ボタンを押します。
  6. すると、電源が緑色に光ります。
  7. ゲーム機を起動し、録画したい場面になったら、赤丸の録画ボタンを押します。(これで録画スタート)
  8. すると、電源が赤色に光ります。
  9. 録画を終了させたい場合、また、録画ボタンを押します。(これで録画ストップ)

すると、電源が緑色に戻ります。

 このように簡単にPCなしで録画できますので、これを良い点とします。

キャプチャーボード GV-HDRECの良い点②3.5mm、4極タイプ(CTIA規格基準)のマイク機能付きヘッドセットを接続すれば、録画中に自分の声も入れられます。

 このキャプチャーボードは、自分の音声も入れられます。

 ただし、注意点が1点あります。

対応しているマイク機能付きヘッドセットに関する注意点。

注意点 対応しているイヤホンジャックは4極タイプ(CTIA規格)のみですので、注意が必要です。

 イヤホンジャックは、3極と4極の2つの種類があります。(ほかにも複数、種類はありますが、割愛します。)

 4極にはさらに、「CTIA規格」と「OMTP規格」の規格が存在しますが、それは後ほど解説します。

 今は、3極・4極の違いを解説します。

3極・4極の違い

3極

 3極のマイク機能付きヘッドセットは、イヤホンジャックが2つあります。なぜならば、3極だと、音声出力と音声入力を1つのイヤホンジャックで行うことがでないからです。

4極 

 4極のマイク機能付きヘッドセットは、イヤホンジャックが1つしかありません。4極は音声出力と音声入力を1つのイヤホンジャックで行うことが可能です。そのため、イヤホンジャックが1つになっています。

 この、4極に対応しています。

 ちなみに、「3.5mm、3極のイヤホンジャックのマイク機能付きヘッドセットでも、3極→4極変換アダプタを使用することで、使用することが可能」とキャプチャーボードGV-HDRECのAmazon商品説明に記載がありました。

 しかし、4極だから何でも使えるというわけではありません。

 このキャプチャーボードは、4極の「CTIA規格」のみ使用できます。

 冒頭に述べたように、4極は、さらに「CTIA規格」と「OMTP規格」の2つの規格があります。

 それでは、この「CTIA規格」と「OMTP規格」は何が違うのでしょうか。

 解説します。

 まず、下の4極イヤホンジャックの先端の画像をご覧ください。

 よく見ると、イヤホンジャックの先端は、3つの黒い線で4つに分かれています。

 それぞれ分かれた4つの部分は、音声を出力する部分、マイクの音声を出力する部分など、部分部分によって役割が異なっています。

 その部分の配置がCTIA規格かOMTP規格かによって違います。それぞれの規格の配置を下に記載します。

4極の規格ごとのイヤホンジャック先端の4つの部分の役割(上の部分から順に記載)

CTIA規格OMTP規格
①左の音声①左の音声
②右の音声②右の音声
③アース③リモコン・マイク
④リモコン・マイク④アース

 つまり、CTIA規格とOMTP規格では、マイクを出力する部分が異なります。

 そのため、このキャプチャーボードが対応しているCTIA規格ではなく、OMTP規格のヘッドセットをつなげてしますと、マイクが使用できない場合があるのです。

 なので、必ず、自分の音声を入れたい場合、対応しているCTIAの規格の3.5mm4極ミニジャックのヘッドセットを購入・または使用しなければなりません。

 以上が注意点でした。

キャプチャーボード GV-HDRECの良い点③PCなしでも簡単な動画編集ができます

 このキャプチャーボードはPCなしでも、動画のカット、つなぎ合わせ、アフレコが可能です。

 下に、動画のカット・つなぎ合わせ、アフレコの方法を記載します。

動画のカット・つなぎ合わせ・アフレコの方法

カット・つなぎ合わせ・アフレコをする画面に行く方法

  1. モードボタンを押し、再生モードにする。
  2. 編集したい動画を選んでメニューボタンを押し、動画編集を選び、決定ボタンを押す。
  3. すると、カット・つなぎ合わせ・アフレコを選べる。

カットモードの操作説明。

  • 上ボタン 終始点の切り替え
  • 左ボタン 巻き戻し
  • 右ボタン 早送り
  • 決定ボタン 一時停止・再生 
  • 下ボタン カットさせる部分の反転をします。このボタンを押さない場合、現在再生している部分と終点の間をカットしますが、下ボタンを押すと、始点と現在再生している部分の間がカットされます。

これらのボタンを操作して、カットしていきます。

つなぎ合わせ 

 複数の動画を一つの動画にできます。つなぎ合わせる順番も自由に決められます。

 どのようにするか解説すると、動画を選択すると選択した順に番号が動画の上に表示されます。キャプチャーボードは、その番号順に動画をつなぎ合わせます。

 そのため、自分がつなぎ合わせたい順番に動画を選択していくと良いです。

アフレコ 

 動画に後から声を入れることができます。ただし、このキャプチャーボードに対応しているマイク機能付きヘッドセットが必要です。

 詳しくは、この記事の、「良い点②3.5mm、4極タイプ(CTIA規格基準)のマイク機能付きヘッドセットを接続すれば、録画中に自分の声も入れられます。」の対応しているマイク機能付きヘッドセットに関する注意点を、参照してください。

キャプチャーボード GV-HDRECの良い点④付属のAV入力変換ケーブルと、HDMIケーブルを使えば、古いゲーム機から新しいゲーム機まで録画可能です

 GV-HDRECには、本体のほかに、付属品がついています。

 その付属品の中に、AV入力変換ケーブルと、HDMIケーブルがあるのですが、それを使えば、様々なゲーム機を録画できます。

 筆者が持っているゲーム機の中で、GV-HDRECで録画できたゲーム機一覧を下にまとめます。

筆者が持っているゲーム機の中で、GV-HDRECで録画できたゲーム機一覧

  • PS5{HDCP※(下の注意点②に詳細を記載しています)を設定で解除しないと録画不可。}
  • PS3(コンポーネント端子で接続時のみ、録画可能。HDMIで接続した場合は、HDCP※が解除不可のため、録画不可。)
  • PS2
  • Switch
  • WiiU
  • Wii
  • XBOX(初代)
  • XBOX SERIES X
  • ドリームキャスト

 これらのHDMI機器とコンポーネント機器を接続するうえで、注意点が2点ありますので下に記載しておきます。

注意点

注意点①録画する機器の端子をHDMI端子と、コンポーネント端子の入力端子を切り替える際は、以下のGV-HDRECの設定を変更しなければなりません。

入力端子切り替える際にしなければならないGV-HDRECの設定

  1. メニューボタンを押します。
  2. システムメニューを選択して、決定ボタンを押します。
  3. ビデオ入力を選択して、決定ボタンを押します。
  4. HDMIもしくはコンポジット(今から入力する端子)を選んでからんでから、入力端子を差し込んでください。

注意点②PS4や、PS5の画面を録画したい場合、HDCPをオフにする必要があります。

 HDCPをオフせずに録画しようとした場合は、画面が映らず、音が途切れ途切れで聞こえます。HDCPをオフにする方法は以下の通りです。

HDCPをオフにする方法

  1. 設定
  2. システム
  3. HDMI
  4. 「HDCPを有効にする」をオフにする。

HDCPとは……HDMIなどの端子から出力されたデータを暗号化し、不正コピーを防ぐ技術のこと。

キャプチャーボード GV-HDRECの良い点⑤PS5の録画も可能です(注意点有)

 このGV-HDRECは、驚くことにPS5の録画も可能です。

 PS5は最新のゲーム機なので、その最新のゲーム機に対応しているのは凄いですね。

 ただし、注意点が3点あります。

注意点

注意点①このキャプチャーボードは4Kには対応していません。最大解像度はFHD60pです。

FHD60pとは……解像度がFULL HD(1920×1080)で、一秒間に60コマの映像が映っているということです。ちなみにテレビは30コマ、一般的なゲーム(PS4など)は60コマ(プレイするソフトによっては30コマ)の映像が映っています。そう考えると、FHD 60pは最新のゲーム機ではなく、一昔前のゲーム機を録画するには十分ではあります。

 ちなみに最新機種であるPS5の最大解像度は4K(3840×2160)で、一秒間に120コマの映像が映ります。(120コマの映像を映せるテレビが必要です。また、ソフトが対応していないと120コマは映せません。おそらく4Kかつ一秒間に120コマを実現するのは難しく、FHDで一秒間に120コマになると思われます。)

注意点②PS5には録画機能がついています。その録画機能は、4K録画に対応しています。

 なので、PS5を録画する場合、このキャプチャーボードを使わず、PS5の録画機能を使う方が良いと思います。

注意点③PS5は、HDCPを解除しないと録画できません。

 詳しくは、「GV-HDRECの良い点④AV入力変換ケーブルと、HDMIケーブルを使えば、古いゲーム機から新しいゲーム機まで録画可能です」の注意点②をご覧ください。

キャプチャーボード GV-HDRECの良い点⑥iPhoneの画面も録画可能です(注意点有)

 このキャプチャーボード GV-HDRECは、iPhoneにApple純正HDMI変換アダプタ (別売)とHDMIケーブル(本商品付属)を使用することで、iPhoneの画面も録画可能です。ただし、注意点が1点あります。

注意点 iPhone画面の録画データを記録する際は、SDカード以外は使用できません。(外付けHDD・外付けSSDやUSBメモリは使用できません。)

キャプチャーボード GV-HDRECの良い点⑦録画した動画を1フレームずつ再生・スロー再生が可能です

 このGV-HDRECは録画した動画を1フレームずつ再生・スロー再生が可能です。

 やり方は、以下の通りです。

1フレームずつ再生・スロー再生の仕方。

  1. 再生モードにし、再生したい動画を選ぶ。
  2. 動画再生する。
  3. 一時停止する。
  4. 1フレームずつ再生したい場合は右ボタンを押す。{スロー再生の場合は右ボタン長押し(スロー再生は1/4倍速まで対応)}
  5. 1フレームずつ巻き戻ししたい場合は右ボタンを押す。(スロー巻き戻しは左ボタン長押し)

キャプチャーボード GV-HDRECの良い点⑧パススルー機能搭載です

 パススルー機能を搭載したこのキャプチャーボードは、ゲームするときに、遅延が感じられないため、音ゲー・FPS・格闘ゲームなどの遅延にシビアなゲームをするときにも快適にプレイすることができます。

 遅延がひどいと、ゲーム機のコントローラーのボタンを押しても、実際にゲーム画面に反映されるのが遅くなり、正常にゲームプレイができなくなりますので、この点はうれしいと思います。

 ちなみに、私が動作確認したゲーム{「良い点④付属のAV入力変換ケーブルと、HDMIケーブルを使えば、古いゲーム機から新しいゲーム機まで録画可能です」に記載しております}は、この機能のおかげで、遅延が感じられませんでした。

キャプチャーボード GV-HDRECの良い点⑨多くの記録メディアに対応しています

 このGV-HDRECは、以下の記録メディアに対応しています。

GV-HDRECが対応している記録メディア一覧

  • SDカード(容量~2GB)
  • SDHCカード(容量4GB~32GB)
  • SDXCカード(容量64GB~128GB)
  • 外付けHDD
  • 外付けSSD
  • USBメモリ

 以上が対応している記録メディア一覧ですが、記録メディアに関する注意点が3点あります。下に記載しておきます。

注意点

注意点①microSDカードではなくSDカードに対応しています。

 もしmicroSDカードを使用したい場合、変換アダプタ(microSD→SD)を購入しなければなりません。microSDカードによっては、変換アダプタ(microSD→SD)がついていることがありますので、購入する前に確認してください。

注意点②このキャプチャーボードのSDXCカードの対応最大容量は、128GBまでです。

 ちなみに、SDXCカードの最大容量は2TB(2021年03月時点)です。

注意点③フルHD最高画質・高画質で記録するにはSDカードのSDスピードクラスがClass 6以上である必要があります。

SDスピードクラスとは……SDスピードクラスとはSD機器とSDカード間の転送速度の最低値を保証する規格。Classの後に続く数字が大きいほど転送速度の最低値が高速になる。SDスピードクラスは以下の4種類ある。

  • Class2 …SD機器とSDカード間の転送速度の最低値 2MB/秒
  • Class4 …SD機器とSDカード間の転送速度の最低値 4MB/秒
  • Class6 …SD機器とSDカード間の転送速度の最低値 6MB/秒
  • Class10 …SD機器とSDカード間の転送速度の最低値 10MB/秒

キャプチャーボード GV-HDRECの悪い点

キャプチャーボード GV-HDRECの悪い点①この本体だけではYouTubeなどの動画共有サイトにアップできません

 せっかくPCなしで録画・編集ができると宣伝していますので、どうせならYouTubeにアップできるようにすればもっと良くなると思いました。

 もし、YouTubeに動画を上げたい場合、このキャプチャーボードとは別に、PC・スマホ・タブレットのどれかを用意する必要があります。

 しかし、YouTubeに動画をアップするだけですので、PCは高性能でなくても大丈夫です。

 ですが、このキャプチャーボードの編集機能が物足りない場合、CPUとメモリが高性能なPCで編集することをお勧めします。

 下に筆者が考えた、動画編集がある程度快適にできるPCスペックとお勧め無料編集ソフトを紹介します。

筆者が考えた動画編集が快適にできるPCスペック

ノートパソコンか、デスクトップパソコンか 

 拡張性が高いため、BTOデスクトップパソコンをお勧めしますが、どうしても持ち運びしたい場合は、ノートパソコンをお勧めします。ただし、基本的にノートパソコンは拡張性がないため、部品の交換などはパソコンに詳しい方でないとできません。さらにものによっては部品の交換ができないノートパソコンもあります。

CPU intel core i5 10300H以上のスペック(PCゲームをプレイしたい場合は、core i7 10700以上欲しいです。)

 CPUは快適に動画編集をする上でかなり重要です。今でしたらIntel core i5の10世代以上のスペックがあれば、快適に動画編集できます。PCゲームをプレイしたい場合は、core i7の10世代以上のスペックは欲しいです。

GPU なし(インテル内蔵グラフィック) 

 動画編集のみの用途の場合です。PCゲームをプレイしたい場合は、GPUが必須になります。FHDでプレイしたい場合、できればRTX2060~RTX2070以上の性能が欲しいです。最新のゲームを4K最高画質でプレイしたい場合、できればRTX3080以上のグラボを購入すれば快適にできます。

メモリ 16GB 

 メモリはパソコンを快適に操作することにおいてかなり重要です。よく、メモリは机の広さにたとえられます。メモリ(机の広さ)が大きいと、作業効率が格段に上がります。ですので、余裕をもって16GBのメモリが欲しいです。

SSD 256GB以上 

 私は、動画編集で作った動画をCドライブに出力したりして、結構容量を使っていると思いますが、今のところCドライブは131GBしか使っていません。容量は外付けHDDなどを接続してカバーできるので、256GBもあれば十分です。しかし、必ずOSを入れる記憶媒体はSSDにしてください。SSDとHDDでは、起動にかなり差があります。快適にPCを使用したい場合、SSDは必須です。

HDD 必要に応じて 

 動画編集をしていると、何かと容量が必要になります。そのため、余裕を持ちたい方は、2TBは欲しいです。しかし、あとから外付けHDDを追加で購入すれば容量を増やせるので、とりあえず1TBを購入し、あとから容量を増やすという手もあります。

お勧め無料動画編集ソフト

AviUtlがお勧め。(対応している動画解像度はFHD60Hz)

 プラグインを入れれば、MP4出力や拡張編集などが使え、より便利になります。

 通常の平面的な動画はもちろん、カメラ制御を使いこなせば、立体的な動画も作成可能です。

 また、操作が直感的で分かりやすいため、初心者にとてもお勧めです。

キャプチャーボード GV-HDRECの悪い点②4K録画には対応していません

 PS5に対応していると商品説明に書かれているので、4Kに対応しているものだと思うかもしれませんが、この商品は4K録画に対応していません。

 このキャプチャーボードで選べる解像度は以下の通りです。

キャプチャーボードGV-HDRECの対応解像度一覧

  • 1080/60p フルHD 最高画質
  • 1080/60p フルHD 高画質
  • 1080/30p フルHD 標準画質
  • 720/60p HD 記録容量優先
  • 480/60p SD画質

キャプチャーボード GV-HDRECの悪い点③GV-HDRECに画面のようなものがついていますが、画面ではありません。

 下の画像を見ていただければわかりますが、

 キャプチャーボードに四角い画面のようなものがついています。

 普通、このようなものがあれば、画面だと思い、その画面で様々な操作や録画したデータを確認できるものだと思うかもしれませんが、これはステッカーなどを貼るためのくぼみらしいです。

 このキャプチャーボードには画面はついていません。

 紛らわしいので、これを悪い点とします。                                                                       

まとめ

 Switch・PS5・XBOX SERIES Xの録画機能で録画した動画と、GV-HDRECで録画した動画比較をした結果以下の通りになりました。

比較した結果

 Switchの録画機能で録画した動画とGV-HDRECで録画した動画を比較した結果

 あまり変わりませんでした。ですが、Switchの録画機能では30秒しか録画できません。

 PS5の録画機能で録画した動画とGV-HDRECで録画した動画を比較した結果

 あまり変わりませんでした。ですが、PS5は4K でも録画可能です。今回の比較は4Kの解像度ではなくFHDに解像度を落として比較しています。

 XBOX SERIES Xの録画機能で録画した動画とGV-HDRECで録画した動画を比較した結果

 あまり変わりませんでした。ですが、XBOX SERIES Xは4Kでも録画可能です。今回の比較は4Kの解像度ではなくFHDに解像度を落として比較しています。

 キャプチャーボードGV-HDRECの良い点・悪い点から、GV-HDRECをお勧めできる方は、以下の通りです。

GV-HDRECをお勧めできる方

  • PCなしでゲーム録画や動画の簡単な編集をしたい方。
  • 手軽にゲーム実況動画を作りたい方(YouTubeやTwitchに投稿したい方は、別売りのPCやスマホ・タブレットなどに動画データを移し、アップロードしてください。また、対応しているマイク機能付きヘッドセットは、3.5mm、4極タイプ CTIA規格基準です。)
  • 古いゲーム機から新しいゲーム機の多くのゲーム機を録画したい方(PS4やPS5を録画したい方は、HDCPをオフにする必要があります。)
  • 録画した動画を1フレームずつ見直したり、スロー再生で見直したりしたい方。
  • 録画中も遅延なくゲームプレイしたい方
  • 多くの記録メディアに対応しているキャプチャーボードをお求めの方。

 逆に、お勧めできない方は、以下の通りです。

GV-HDRECをお勧めできない方

4Kで録画したい方はこの本体では無理ですのでお勧めできません。

 また、GV-HDRECを購入する際の大きな注意点が以下の通りです。

GV-HDRECを購入する際の注意点

注意点①GV-HDREC単体では、YouTubeにアップロードできません。

注意点②GV-HDRECにある四角いくぼみは、画面ではありません。

 最後に、今回紹介した、GV-HDRECのAmazon購入先リンクを貼ります。

Amazon 購入リンク

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