数年前から話題にはなっていますが、なかなか普及しませんよねVRヘッドセットって。
そもそもVRを持っている人が少ないと「買ったっからやってみない?」「今度貸してよ!」といったやり取りがないので、ただ「VRはすごい」「別世界にいるみたい」と動画やブログ記事で見ても良さがわかりまとせんよね。
って、今からそういう記事を書きますが、多分VRをやってみたいと思ってこの記事を読まれていると思いますので、この記事を読み終わる頃には「もう買ってしまおう」と思っていただければうれしいです。
VRヘッドセット Oculus Quest レビュー!
運動も嫌い、外出も嫌い
運動が苦手、体を動かすストレッチでさえ最後にやったのはいつか思い出せない筆者ですが、体は動かさなければと頭のどこかで分かっているようで、たま〜にジムやウォーキングについて検索していました。
しかし「ランニングは膝に悪い」「ウォーキングで熱中症」など、ネガティブな部分ばかりピックアップして自分の中で運動しない「言い訳」を増やしていました。
その言い訳の中で最大の存在が「外に出たくない」です。
外は危ないです、虫に刺されたら痒いし、車に轢かれるかもしれないし、そもそもオジサンが汗をかいている姿を見せたくないですし、ブヨブヨの体でランニングなんてしたら景観破壊です。
まぁ、言い訳ですので挙げればきりが無いです。
VRなら外に出なくても運動できるかも
そんな運動アンチ?のみなさんにお勧めしたいのが VR、涼しい室内で誰の目も気にする事なく、楽しく体を動かせますよ。
私が購入したVRヘッドセットはOculus Quest(オキュラス クエスト)
通常、VRは「高性能なパソコン」と「有線接続」してパソコン側で処理した内容をVRで表示するのですが、Oculus Questはパソコン不要「VR単体」で遊べます。
初期設定はスマホで簡単にできますので全然難しくありませんし、設定が終わればあとは全部VR内でできますのでスマホも必要ありません。
パソコン・スマホのような細かい設定も知識も必要ありません、言われるがまま「はい」を押せば全部終わります。簡単です。
さて、一つ目のオススメはBeat Saber(ビートセイバー)です。
VRソフトで一番有名なタイトルでしょう、知っている方は読み飛ばして下さい。
音楽に合わせて正面から飛んでくるキューブを、コントローラーでテンポ良く真っ二つに切る音ゲーです。
ステージによっては腕だけでなく体を上下左右に動かす必要があり、運動不足+運動音痴の私は10分もすると汗が滲んできました。
どのくらいの運動量になるかは、Apple Watchのワークアウトでフィットネスゲームが選べるので計測してみました。
17分程で98kcalも消費しています!!
クーラーの効いた室内で楽しく遊んでいるのに、ちゃんと運動できています!
上級者は体を動かさずに手首を上手く使って切るそうなので、慣れてきて「あれ?運動になってないなぁ」と感じたら、次のゲームをオススメしますよ。
本格的に運動できるゲームもあります
二つ目はBOX VR(FIT XR)、ボクササイズができるVRゲームです。
ゲームとは言え本気でやれば汗だくになり、翌日の筋肉痛は不可避です!
Beat Saberと同じく音楽に合わせてシンボルが飛んでくるので、それに合わせて勢いよくパンチをします。
パンチは3種類(ストレート・フック・アッパー)、パンチの他に防御・避ける・しゃがむ。
これらを駆使してステージを進めて行きます。
Beat Saberは一曲4分ぐらいですが、BOX VR(FIT XR)は初期のステージでも「10分」近くあり、ほぼ休憩無しで連続でやらされますので、間違っても45分ステージとか選ばないように。
このゲームは弱々しくネコパンチのような振りをすれば楽で良いのですが、それでは運動になりませんので、
「ストレートは勢いよく」「フックは振り切らず止める」「アッパーは下半身を使って全身からパンチ」をして自分を追い込んで!
消費カロリーはステージクリア後に表示されていますので目安にしてみて下さい、Beat Saberの何倍も消費しますので驚きますよ。
外に出ずジムにも行かず、部屋でここまででキツイ運動がきるなんて凄いですよ!
もうVR買っちゃいましょう。
実際にやったら危ない事はVRで
三つ目はThe Climb、ロッククライミングを体感できるVRです。
これはエクササイズゲームではないのですが、崖のような所を手で登っていき頂上を目指すゲームです。
手を滑らせた時に落下する「ヒヤッ」とする感覚は凄くリアルで、コントローラーが手汗でビチャビチャになります。
実際の岩肌には「ここに手を置いて下さい的な窪み」は無いと思いますが、このゲームにはありますので両手を上手く使ってなるべく早くゴールを目指しましょう。
ルートの選択を間違えると崖から崖へジャンプする羽目になったり、遠回りして大幅なタイムロスになってしまいます。
頂上に着いた時の景色は「最高」の二文字ですね、いつも嬉しくて暫く景色を楽しんでます。
これもVRでしか味わえない達成感ですよ。
あと、登っている時は腕をずっと上げているので少しは腕の運動になっているかも(プルプルします)
釣りが好きだけど行くのが面倒
次にオススメしたいのはVR釣りゲームのReal VR Fishingです。
え、釣り?と思われるかもしれませんが実は隠れたヒット作品だと思っております。
やる事は普通の釣りゲームよりシンプルですが、投げるときにちゃんとキャスティグの動作をして腕をふって投げ入れます、投げる時のタイミングや竿の方向を間違えると明後日の方向へ飛んでいくのは実際の釣りと同じです。
もし購入された方、これから購入された方がこの記事をご覧でしたら、オススメしたい設定があります。
「最初の1ステージ目は難易度ノーマル」でプレイ、「2ステージ目からは難易度エキスパート」にしてプレイして頂きたいです。
ノーマルでプレイするのも面白いんですけど、魚がどこにいるかハッキリ表示されていますし、釣り糸がいつ切れるかが判るゲージまであります、この状態でプレイしてもVR特有の没入感は味わえません。
その点、エキスパートでプレイすると投げてアタリがあるまで魚がいるかすら判りません。
魚と格闘中は「釣り糸の張り」「竿のしなり具合」「竿の振動(数種類)」だけが頼りになります。
糸が緩すぎると魚が逃げてしまいますし、魚が抵抗している時は過度にリールを動かすと糸が切れます。
細かいチュートリアルがこのゲームにはありませんので、ノーマルを練習だと思ってじっくりやってみてください。
エキスパートで苦労して大物を釣り上げた時の感覚は、実際の釣りに近いものがあります。
実は私、このゲームで満足してしまい、押し入れの奥にしまっていた釣り道具一式を全部捨てました。
本格的に釣りをされている方には物足りないかもしれませんが、数年に1度行くか行かないかのライトプレイヤーでしたら、このゲームで充分だと思います。
まとめ
VRは本体の値段が5万円以上するので手を出すには敷居が高いですが、私はあと数年のうちに一家に一台という時代が来ると思っています。
今回は運動やオススメゲームについてご紹介しましたが、VRは遠隔での会議やコミュニケーション手段、災害・火災からの避難訓練に使われ初めています。
引っ越す予定の部屋を現地に行かずVRで見れたら便利じゃないですか?
思いつかないだけで、いろいろな用途がVRにはあります。
将来的にはVR(仮想現実)とAR(拡張現実)が融合したMR(MixedRealit複合現実)が普段の生活に入り日常になると思います(詳しくはググって下さい)
少しでも未来を先取りしたいなら迷わず買ってしまいましょう、損はしないと思います。